信用の稼ぎ方
金を稼ぐな。信用を稼げ!
「信用」は今も昔も変わらない大事なものである。
○○さんが消ゴムを貸してくれた。
△△さんはボランティア活動に参加していた。
などなど、人のために何かをする人は、大方信用される。これまでも、そのような主旨の指導を行ってきた。これは、時代が変わっても間違っていないと思う。
今はこの「信用」が見える化されている。
信用できる人は、SNSでどんな発言をしているのかを見ることができる。発言していない人より、している人の方がより多くの人から信用を得ることができる。
逆に、なんちゃって親切な人は、すぐにばれてしまう😁言葉だけで、行動が伴わないひとや、その反対の人も同じ。
匿名で発言するよりも実名で発言している人の方が信用できる。(そんな私も匿名で発言することも😎)
さらに、この信用を数値化しようとする動きも始まっている。
https://www.moneypost.jp/249294
これまでは、銀行からお金を借りる時、所属企業、年収で信用を査定されていたが、その人の信用力や将来性をAIが様々な情報から数値化するようである。
役職や年齢を重んじてきた社会が変わろうとしている。5年後、10年後にその会社が、仕事が保証される時代ではない。そんな時代に突入している。
だから、大事なことは、
「自分の価値を高める」=「信用を得る」
ことである。
なぜ信用を得ることが大事なのかを、これまで人として大切だからだと、道徳的価値として指導してきた。いわゆる「いい人」であることに価値があるということである。事実間違っていない。
しかし、「いい人」でなくても、上手に忖託する人や媚を売る人の方が評価が高いことに直面する。
これが現実だ、社会は甘くない
と言ってしまったら、学校で教えることの意義が失われる。だったら、忖託の仕方や媚の売り方を教えた方がよっぽど社会を生き抜く力になる。
ただ、「いい人」を装っている人は、すぐに見抜かれる時代になった。本当に人のために尽力を注ぐ人は、この人は「いい人」だと口コミで広がり、瞬く間に信用が高まる。すぐには、自分に返ってこないが、自分が困ったときややりたいことを実現させたいときに信用してくれた人の中から助けてくれる人が出てくる。
そのためにも、子ども期はとても重要である。今すぐにお金を稼ぐ必要がない。とことん勉強して、とことん自分や周りの人が楽しめることを創り上げていくことで、必ず信用が高まる。お金が必要となる時期には、その信用が自分を助けてくれる。
では、何をすればよいのか。
それは、
人が笑顔になることをする。
ただそれだけ。
それをしているときには、自分も笑顔になっているはず。自分が笑顔になっていなければ、それは自分にとって楽しいことではなく、「いい人」を装っているだけである。すぐにバレる。楽しいことはどれだけでも力を注げるものだ。その楽しさをみんなに届けることができれば、間違いなく信用を得る。
楽しいことに多くの時間をかけることができる子どもは、羨ましい限りである。
だから、子どもはこの時代び最強キャラであって、大人にはかなわない。まさに次世代を創り出す人材だ。どんな時代になるかは子どもたちに託された。大人は子どもたちが動きやすいように手助けに徹する。
「未来2.0」を担う人材を支援するだけでもワクワクする。
学校で子どもたちに身に付けさせる「生きる力」
学力・体力・人間性
学校が目指してきたものが、社会で生きるための必須アイテムであることを子どもたちに実感させていきたい。